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山城銘砥 正本山 中世中山砥石
ホーム | 天然砥石 whetstones > 京都 山城銘砥 [central Kyoto Honyama Yamashiro-mate]天然砥石 山城銘砥右京区梅ケ畑菖蒲長四郎山北ポンプ株並び紫黄嵌合体超々稀有種40切 943g
商品詳細 details

天然砥石 山城銘砥右京区梅ケ畑菖蒲長四郎山北ポンプ株並び紫黄嵌合体超々稀有種40切 943g

販売価格 price: ¥24,000(税込)
[SOLD OUT 在庫なし]
希望小売価格 retail: ¥70,000
Wt..: 943g
 

 

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山城国 高雄 京都市右京区梅ヶ畑
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zx5051 
最大寸法[Max size]77 x 207 x 27mm
重さ[net Wt.]943g
硬さH= かため

双方向片理があって鍛えにくく石の縦方向にもつけが良く走って大きくもとれない難の多い暴れ馬原石ですので、非常に歩留まりが下落します。数日かかりで300-500Kg 原石を外して鍛えたものの取れそうなものは指折り程度。

良く鍛えて生き残った原石のハネは金属音で硬そうですが反して、キングDXなどの古参の良く降伏しがちなビトで磨いてもなぜか長四郎側の石が良く降りてきて泥漿の色がかなり黄味がかってきますから、中砥石より柔いのか?という錯覚さえ覚えます。

中砥で磨いた直後だと、非常に降りのブーストがかかってきます。
磨かず使い込んでいくと、5枚目程度の出方になって浅黄クラスの素行も見せます。
まとめると、体感硬度幅調整能、磨きによる研削能増幅絶大、研ぎ感無重力、超粒ぞろい、地金引かせることが出来ればある意味天才

奥殿の本巣板天井と思しき使用感ともとれるものが色物の嵌合体から出てくるとは、自然界のイレギュラーさというか奥深き解明困難な謎そのものであると言えるのではないでしょうか?

かつ、中山等が位置する平岡地区八幡宮あたりの特に冴えた発色を基質に高確率で冴えた紫も入るという色物砥石の出方もしてくるという他の菖蒲谷の砥石とは一線を画す特異性をも持ち併せます。
平岡地区内の間府を線で結べば菖蒲長四郎山に辿り着きます。
更に、平岡地区嵯峨側が擁する愛宕系鉱床である木津山系列の間府も同じ位置関係で菖蒲谷内に見ることが出来ます。
単に平岡地区と菖蒲谷で鉱床の連続性が頭によぎるのは至極当然なのですが、説明のつかないことが紫の出現確立です。
これには、ある仮説が成り立つと思います。
平岡地区長刀坂稜線付近から、長尾山に伸びるとされるマンガン鉱床とそれぞれの砥石山の位置関係の差異によるもの。
長四郎はマンガンをまたいで近くに位置し、平岡地区は比較的遠いです。
マンガンから遠くにして紫を呈すには、砥石層の外殻つまり最古と最新の層を占める脱鉄仕切った巣板層にて、ごく稀にコロニー状や環巻状で部分的に見る程度で、無色になってしまったのキャンバスに残った紫が見えてきた程度という具合です。
つまり、長四郎の紫率においてその原因で思い当たる節といえば、マンガンとの位置関係の特異性がそのまま確率として投影されてきているのではないかということです。
実証するには、粉砕でもして成分分析にかけることが良いかもしれません。化学屋さん募集いたします!
数ある山城國正本山の砥石山の中でいわゆるマンガン跨ぎを為しえた山は長四郎か、五千両の裾野くらいかありませんから市場における冴えた紫砥石の希少性として効いてきているものと思います。

(注)名前で無理やりむらさきの銘を付した砥石はここでは論外です。

 



 




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