奥殿巣板の頂点。 白や羽二重はもはやあかちゃん。 葉理(層理内のミルフィーユ状構造のこと)最も緻密極まり故に凍てに滅法よわい。 ダイヤ目立てでは硬度降下激しいことこれ葉理緻密であることの証。 硬度調整能がこれほど広い品目は知りません。 摩滅量少なくして自鋭性いかんなく発揮できるのもまた葉理明瞭極まるため。 これは相互相反特性になるにもかかわらずともに為せるまさに魔法。 水性片理(水の透過する向きと割れる方向性)は葉理に鋭角30度内にこれもまた明瞭に現れ、これは凍て方向の指向性と研削牙をも指向性を持たせることができると考察する。 それで、天翔けるような滑走感および摩滅と自鋭性の両立を果たせつつ、研ぎ面圧などの調整で研削粒子の破砕度合いをコントロールし易さに驚愕するかと。 練度上がれば上がるほどに、この力は増幅されるという研ぎの魔石という事に気づけるかと思います。 ところで、水性片理が非常に顕著であるので、良く干さないと鍛えにくいという銘砥職泣かせ。 葉理は密であるという事は葉理切ってしまう危険性も孕みそうなればたちまち品位下落し非常に泣ける。 けど作り甲斐にあふれます。 色や模様出なく、ポテンシャルを見つめる方にはたまらぬ天才銘砥。 当然潰しマッチ出身 |