山城国では、石が肥えてくると、ミウラ折りのような折り目模様のもので層理が存在していて、それらが時系列の前後を構成していく節理となっていて藝術的です。 緩く言うなれば、氷結缶チューハイのあのポコポコ模様が時代ごとに重なってあるという感じで想像していただくとわかりやすいかと。 こういう感じになってくると、でたらめに鍛えるだけでも潰しマッチ箱様の原石に分かれてきて、砥石に適する上である確率が上がってきます。この形は自然界における方解石の結晶にそっくりです。つぶしマッチというのはふとその神々しい形が想像できるような愛称であるとお考えください。 とにかく、原石を探す場合はまずつぶしマッチを探し回るという作業であるといってもいいかと思います。 むしろ、きわめて上はほぼ例外なく、この形で出てきますのでこの形があえてわかるように、つけの高さ半分だけをひっかけるように摺り上がり挽きで上げたりします。 残念ながら、つぶしマッチが色濃くなってきますと、質は上になりますが、つけ(研ぎ面と時系列交差する面{節理})のピッチが狭くなってきますので、大きいものを得るのが困難になってきます。これが、サイズのある山城国産の砥石の価格が、等比級数的に上がってくる一要因であると思います。 つぶしマッチかつがつ板もしくは大判というのが難しいんです。楽だとビルが建つかもしれません。 さてここで本題 ということは、小さいつぶしマッチは豊富ということになります。 もしや、銘砥ファンでしたら日用品をつぶしマッチで置き換えてみたいという、危険思想もあるかもしれません。 よって、こんな置物もアリと思います。 草植え用#3308さゞれ鉢向けにお考えでしたら、磨かずのほうが良いかもしれませんので、「磨くな」とリクエスト下さるとうれしいです。 写真は見本。こんな感じで弊社若手の鍛えや石ソナースキル向上のためにも少しずつ作っていきます。 層や山、色や形のこだわりがあるでしょうが、いまのところ出たとこ勝負で。 納期かかることあるかもしれませんので、これ単体だと送料は無料。メール便追跡なし。作成納期除く配達日数4-7営業日。後払い。 こういう感じで可でしたら、いかがでしょうか? 決済額を膨らませて送料無料にする品物にもいいかもしれません。 よろしくお願いします。 |