White Alundum の略。酸化アルミニウムなのです
ダイヤを硬度10とするモース硬度において、GC(炭化珪素、カーボランダム)の9.5に次いで9と非常に硬く、金盤の上で摩り下ろせば一撃必殺の研削能力を持ちます。
尖った三法結晶のまま適度に砕けるので、大きな傷が残りにくく結局粒度が砕ける中でよくぶれて、致命的な傷を残しがちなうGC(金剛砂)よりも手早くなります。
WIKIによると、”ダイヤモンドと炭化ケイ素とは、鉄と鋼の研削研磨には向かないという化学的な宿命がある。
磨きあるいは削る仕事は、むしる側とむしられる側との激しい接触のもとに行われ、鉄鋼は、銑鉄の組成の4.25%まで炭素を含有できるので、ダイヤモンドや炭化ケイ素の砥石で研削研磨すれば、鉄鋼は炭素を吸収し、砥石を急激に減耗させる。
鉄鋼は炭化ケイ素中のケイ素も吸収する。”
とあります。
回転砥石のGCでは、よく目詰まり感を覚え、研削量が落ちたと実感できます。それで、熱もたまりやすくなってよくありませんし、炭素の含有量も動くと予測できます。
熱処理後の鉄鋼には必ずWAが採用されていると思いますが、こういったりゆうがあるのでしょう。
確かにWAは減りやすいですが、熱がたまりにくく研削量も良好な状態を維持しやすいということです。