85*230*30mm
1215g
5-/3+++/3++/3++++
天然砥石 正本山 山城銘砥 あいさからす浅黄の上++ 鉄華繚乱1884
真ん中に煮えた後ののうがはいってます。お掃除してごみをとりましたが、頁岩と粘板岩に属しながらにして、熱変成もうけているので、かえって刃あたり研ぎ感にとても好感触を得ます。
地艶としてもよい質感を顕すものとしてお勧めできます。筋もべっこう筋なので、無難です。お肌のつき方、入たなり共に整然たる一平面状に展開しその品位を約束するものとす。
黒は鉄の華。他の色は石自体が磨耗した砥泥。鉄華即錆のものは煙硝等、酸化的雰囲気の石であるか、生地が特に精細であるもの。English
京都産仕上砥石は粘板岩にも頁岩/けつがん/にも属し、素養を崩すような熱変成までは受けないため、側面の積層具合が品位そのものを示します。「頁」とはページと読まれ、帳面のページそのものを指す漢字であり、勿論帳面成りの姿とその展開方向への顕著なへき開性有する石を指します。積層の姿は我々に語りかけます。「さゞれ石が幾重もの頁として紡ぎ上げる為に要した時間や属する鉱脈を特定すべく不偏の理。」であると。我々は、曇りなき眼で2億年以上紡ぎあげてきた自然界の業を確認するべきであり、それは難しいことではないはずです。産地を偽ることができても、側面までは偽ることができないのです。English
正本山の皮なし・鏨開けはだが確認できないものは、半値以下の価値です。目の通りに作成出来ないほどの品位であるからです。肌が一平面上に展開していてこれと平行に研ぎ面が展開していなくてはいけません。研ぎ面は、同じ一刹那の時代に出来上がった面で研ぐというのが、当然であるからです。