一人前足長さの51ハイス薄付け!
しのぎ(約30度で五厘ほど見立て)なので、サイン30度即ち、弦(たるき)が五厘なら勾(束)=付け厚さなんと0.75ミリくらいです。
刃と押さえのみでおきますので好きな台を入れます。
鋼質上タンセツが無理なので、なまてつを貼ってあって研ぎにくくて嫌だということですので、鋼を薄くして刃付けがとても早くなりました。
また、ハイスは降伏するときに、諸刃状になるので、裏だし不要といえども、こまめにごく軽く出すと、とっても切れます。
多くは、諸刃になっていることと、普通鉋感覚で研ぐので中砥石条痕が抜け切らぬことで、重いとかもっさり切れ味という使い応えがると思うのですが、よくお手入れすると抜群です。
永切れ性能・耐熱性能は研ぎ場に行く回数を減らせますし、グラインダ中スキも容易とするので、更に研ぎ時間が短縮でき、実用本位ものさしでは右に出るものはありますまい。
ただ、いままでのハイスは安っぽいとか量産ポイという意見が多いので、黒く仕上げて風呂敷っぽい槌目を入れていただきました。
これは手で叩いて入れますので模様はまちまちです。
綿帽子にもしてあるので、親指と人差し指の間にジャストフィットしますので、研ぎに自身のない方でもらくらくです。
しのぎは、単価を絞るため機械で上げたままです。研いでしまうとおなじものになるので手水研仕上げはあまり意味を感じませんということです。
押さえも鋼付けで、千代○っぽい分厚いものにしてます。
調整は、角の裏側のところを鉄槌でポクポク叩いていきます。
なかなか渋味あるものですが、表をヤスリですって染めると尚いいかと思います。